次世代インフラ改革を加速するクラウド移行
老朽化したオンプレ基盤※1の更新時期到来と、仮想化製品のライセンス体系見直しによるコスト上昇をふまえ、インフラ戦略を抜本的に見直しました。トヨタ自動車(株)のEUC業務※2を支える約1,000台の仮想サーバーについて、単なる延命ではなく、柔軟性とコスト効率に優れたクラウド環境への移行を決断しました。外部環境の変化を変革の機会ととらえ、将来を見据えたIT基盤刷新プロジェクトを推進中です。安定運用と事業成長を両立する次世代インフラへの転換を目指し、計画的な移行と運用設計を進めています。
前例のない挑戦をチームの力で完遂、1,000台規模のクラウド移行を実現
世界でも例の少ない移行手法に挑戦した本プロジェクトは、構築初期から試行錯誤の連続でした。限られた期間の中、 最大で1日40台のサーバー移行を実施。不具合発生時は迅速に対応と、ユーザーへの丁寧なサポートを継続しました。その結果、約10か月で約1,000台規模 のクラウド移行を完了しました。クラウド化により、オンプレミス更新と比較して5年間で約20%のインフラコスト削減を見込み、運用業務の自動化により担当者の作業負荷を約50%削減して大幅な業務効率向上に成功しました。
クラウド移行の知見を活かした継続的なDX推進
今回のクラウド移行は、高難度の取り組 みでしたが、計画どおり完遂できたことで大きな達成感を得ると同時に、クラウド技術や大規模移行に関する貴重な知見を蓄積しました。社外講演での事例共有でも多くの企業から好評をいただき、同様の課題を抱える企業への貢献を実感しています。今後はBIツールによるコスト可視化と継続的な最適化を進めるとともに、今回の移行で得たノウハウを社内展開し、業務効率化とDX推進へのさらなる貢献を目指します。
※1:サーバーやネットワーク機器、ソフトウェアなどを自社に設置し、自ら管理・運用する形態
※2:エンドユーザー手動でシステムやツールを構築・運用する業務
















