トヨタシステムズの
デジタル化の取り組みトヨタグループのDX実現の
ためにデジタル化をリードする
デジタル化の方向性
トヨタシステムズは、トヨタ及びトヨタグループを世界トップ企業と肩を並べるデジタル企業へとするべく、「デジタルシフト」に挑戦します。具体的には、「デジタル化」と「レガシーモダナイゼーション」の両輪で、トヨタ及びトヨタグループを支えます。
デジタル化とは、「データの共有、デジタル技術の活用で仕事のやり方を変える」「新しいビジネス・サービスを生み出すこと」と定義しています。トヨタシステムズは、トヨタ及びトヨタグループのデジタル化支援を新たな事業領域として推進します。
また、基盤となる既存レガシーのモダナイゼーションに取り組み、安定した基盤を構築することで、トヨタ及びトヨタグループに対して足元を固める活動を行っていきます。
これらの取り組みを通じて、技術力や品質を高めていくことで、トヨタ及びトヨタグループはもちろんのこと、自動車産業全体を支える会社へ、そしてその先の社会課題の解決を実現する会社を目指します。
デジタル化への取り組み
デジタル化への取り組みとして、「寄り添い支援」「データのオープン化」「レガシーモダナイゼーション」の3つに注力し、ビジネス変革・働き方変革の実現を目指します。
寄り添い支援
アプリ開発、データ分析、コンサルなど、現場開発を支え、先導する活動を通じて、デジタル技術を活用した新しい働き方、新しいビジネス・サービスを実現します。
データのオープン化
トヨタシステムズ独自のクラウドプラットフォームであるDXプラットフォームやハイブリッドクラウド上に、APIによるデータ共有を実現します。共有された様々なデータを活用することで、新しいビジネス・サービスを目指します。
レガシーモダナイゼーション
コンテナやマイクロサービスを用いることで、レガシーな基幹システムを軽く柔軟なシステムへ変革します。クラウドとモダナイズされた基幹システムを組み合わせ、デジタル化を実現します。
デジタル化に向けた環境整備
1.デジタル化の基盤・サービスが共存した、安心安全な環境を提供
レガシーな基幹システムを基礎基盤として更に強化・進化するとともに、クラウドをはじめとしたデジタル化の基盤・サービスが共存したアーキテクチャを実現します。また、イントラネットやインターネットのセキュリティをより強固なものにし、安心安全な環境を提供します。
2.働く環境の改善とデジタル人材の育成体制を整備
現場と技術を手の内にした強い個と組織を実現するため、一人ひとりが「ITのプロ人材」となるよう変革を進めます。そのために、デジタル環境の整備として、従来の開発環境からデジタル開発環境へ、働く環境の改善に取り組んでいます。また、若手に限らず全社員に対して基礎知識・入門レベルが習得できるデジタル人材育成体系を整えていきます。
KPI(重要業績評価指標)
デジタル化の推進指標としてKPIを設定・点検し、DX活動を推進しています。
KPI | KPIの考え方 | デジタル人材数 | デジタル化・モダナイゼーションの手の内化、内製リソース強化や、デジタル開発環境の整備・活用を通じて、デジタル人材の増加を目指す。 | システム開発生産性 | システム開発における生産性向上に向けた活動を継続・強化することで、圧倒的な生産性の向上を目指す。 | システム品質 (重大障害件数) |
デジタル化の取り組みだけでなく、DX時代に備えた足元固めとして、品質への一層のこだわりを通じて、重大障害件数の削減を目指す。 | 売上 | トヨタ及びトヨタグループの変革に向けた、寄り添い支援、データのオープン化、レガシーモダナイゼーションなどのデジタル化の推進を通じて、売上の増加を目指す。 |
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