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Business

事業内容

事業内容

エンジニアリング分野は、PLM・IoT本部、制御・解析本部、設計管理IT本部で構成され、トヨタ自動車(以後、トヨタ)、およびトヨタグループの企画から発売準備に至る車両開発を最先端のIT技術で支えています。従来から取組んでいる、CAD、CAM、CG、CAE、PDM、PLM、BOM(Bill of Materials)システムに加え、モデルベース開発(MBD)、AI、ビッグデータ、IoT、画像認識、データ分析など、最先端技術の研究開発にも取組んでいます。また、世界各地のアフターケア・サービスに応える故障診断ツールの開発なども手掛けており、トヨタグループの車両開発や生産、アフターサービスに大きく貢献しています。

PLM・IoT本部

ITツールの開発と活用によって、
車両開発を幅広く支援

PLM

近年の車両開発においては、技術データ全般を管理するだけでなく、情報のライフサイクルを管理・共有し、蓄積することが必要不可欠になりつつあります。車両開発の短期化、グローバル化をよリー層推進するためには、製品仕様データ(CAD、図面、部品構成情報、属性情報、帳票)のコンカレント開発、グローバル情報共有が必須であり、それを可能にするのがPLMです。トヨタのPLMシステムの開発から運用支援を行うとともに、その実績に支えられた自社製品PDMパッケージソフト「ExDB」(トヨタ、トヨタ外ユーザー向け)のカスタマイズ開発・サポートも行っています。

IoTサービス

第4次産業革命により、従来のモノづくりプロセスでは企業競争力を維持することが困難になりつつあります。私たちは、AIやARなどの新技術を駆使して製造現場の課題を効率的に解決するための『工場IoTプラットフォーム』をトヨタとともに運営し、リアルとバーチャルを融合した『デジタルツイン』の実現に取組んでいます。さらに、生産プロセス(サプライチェーン)と開発プロセス(エンジニアリングチェーン)をバーチャルにつなぐことにより、企業活動全体のデジタル一元管理を目指します。今後、この仕組みをトヨタグループに展開し、技術とサービスの両面から各社を支援していきます。

CADサービス

バーチャルエンジニアリングによる新しい付加価値創造の実現に向け、モノづくり現場の技術者をとりまく環境は大きく変化しています。新しい業務プロセスや多くのデジタルツール(CADをはじめとして、CAE、PDM、3Dビューワ―、AR/VR、RPA、VDIなど)への対応について、多くのサービスでお客様を後押ししています。お客様ごとの業務分析に基づいて、新しいプロセスを創出し提案するだけでなく、定着に向けた、プロセス・ツールの教育・サポートサービスや、負荷軽減のための設計を含む業務の代行、作業を効率化するためのツール開発などを提供しています。

CAD/CAM/CG

車両企画、デザインから生産準備工程までを含めた車両開発工程全般を対象とし、市販CADをベースとしたトヨタ独自機能の開発を行っています。市販CADでは実現しきれない、世界トップレベルの性能・操作性を有するCAD、CG機能を提供し、車両開発期間の短縮や品質向上に大きく貢献しています。また、バーチャル・プロトタイプ・ツールとして独自のCGシステムを開発しています。一般の市販CGソフトウェアと異なり、現物(実車両)の見え方を正確に再現させることを目指しており、とくに厳密なカラーシミュレーションが必要な車の塗装開発で活用されています。

カラーシミュレーション例

VC活用推進

VC(VirtualContents)は新車開発中のCADデータとデザイン情報を掛け合せたデジタルコンテンツです。現在は、VCならではのメリット(実物に比べ短期製作で低コスト、使い方や表現方法も多様)を活かし新車の開発検討から発売準備など、さまざまな場面で活用されています。私たちはCADデータを収集・加工し、それらをベースにCG車両データを作成するほか、高品質画像の作成、テクニカル動画作成といったリアリティを追求したデジタルコンテンツの制作にも携わっています。今後はより幅広いニ―ズに応えられるよう、AR・VRに代表される先進的なインタラクティブCG技術にも挑戦し、さらなるデジタルデータ活用をグローバルで展開していきます。

CG画像の例

システムインテグレーション (SI)

お客様の業務を理解し、課題を探ることで、業務改善をバックアップできます。お客様により良いモノづくりをしていただくために潜在的な課題まで解決する。それがSI開発部の目指すソリューションです。高度な技術力が生む最先端の「ツール」、豊富な経験を通じて培った「ノウハウ」、そしてきめ細かな対応を実現する「ヒト」の力をお客様ごとに最適なカタチで組合わせることで、真に価値あるソリューションを提供したいと考えています。

データ正活動推進

トヨタが進める、データ正活動(一元管理されたデジタルデータを車両開発全工程で活用)の実務支援を行っています。また、正データをもとにした業務改革、新しいビジネスモデルの提案とその実現により、車両品質の向上、業務の効率化、円滑なグローバルコミュニケーションに貢献しています。

制御・解析本部

ITツールの開発と活用によって、
車両開発を幅広く支援

エンジニアリングビッグデータ

各種センサーの発展に伴い、走行車両からは多種多様なデータを収集することができます。ここから得られる大量のデータ(エンジニアリングビッグデータ)を活用するためには、これを収集・蓄積するためのIT基盤、分析するための支援システムが必要不可欠です。私たちはこれまでに培ってきたエンジニアリング技術に加え、最新のIT技術を活用した研究開発にも力を入れ、トヨタの「もっといいクルマづくり」に貢献できるシステムを提供しています。

CAE

車両開発の期間短縮のためには、衝突安全性や静粛性、また最近では燃費改善のために空力性能など、車両性能をシミュレーションするCAEが欠かせないツールになりました。これらのニーズに対応するため、最先端のIT技術を駆使して、自動化や高速処理を実現するCAEシステムの企画、提案、開発およびCAEパッケージソフトの販売を行っています。

上図:空力CFD結果(車体後流部 渦度分布)
下図:空力CFD結果(車体回り 流線)

CAE環境構築・運用サービス

CAEは、車両開発の企画から生産までさまざまな工程で多くの技術者に活用されており、車両開発に欠かせないツールになりました。CAEを活用するためには、各種シミュレーションを高速に計算するスーパーコンピューター(以下、スパコン)、計算の入力データ作成、計算結果の可視化を行う端末やサーバーと、各種CAEシステムが必要になります。より良いCAE実行環境をトヨタとトヨタグループ会社などの技術者に提供するため、各社スパコンのベンチマークを行い、スパコンの機種選定・導入、およびサーバー、端末、CAEシステムを含んだCAE実行環境の構築・運用を行っています。

デジタル車両開発支援

トヨタでは、近年、車両開発にモデルベース開発手法(MBD)を取入れ、実車での評価・検証の代わりに、シミュレーション技術を活用したバーチャル設計・評価・検証を行うことで、現状を凌駕する車両性能の向上、早期の品質向上、開発期間の短縮が実現されつつあります。これらの取組みを推進するため、私たちは、バーチャル設計・評価・検証作業を効率化するシステム(作業自動化ツール、シミュレーション結果の可視化ツールなど)の開発・導入・展開、また、車両性能(燃費・動力性能など)をバーチャル評価するためのシミュレーションモデル作成支援を行っています。

ECU設計業務支援

電子制御システム(ECU)開発では、企画段階から保守に至るプロセスにおいて、さまざまな情報・ファイルが作成されます。また、モデルベース開発を取入れ、早期に車両の制御仕様をモデリング・シミュレーションし、品質の早期向上、開発工数の低減が実現されています。当社は、そこであつかわれる多様な情報を一元的に管理・共有し、互いにコミュニケーションできるシステムを提供します。これにより設計者の負担を減らし、さらには問題追跡などの目的でも使用されています。

ダイアグツール

近年の自動車は、エンジン性能・操縦安定性はもとより、快適性・安全性・セキュリティの向上のため、さまざまな電子制御システム(ECU)が搭載されています。今後も、ハイブリッド車・代替燃料車の普及など、さらに高度化・多様化する傾向にあります。ダイアグツールは、ECUと通信することによって、

  1. 各電子システムの故障診断
  2. 個人ニーズに合せた車両機能のカスタマイズ
  3. 部品交換後のECU設定値初期化
  4. 性能向上のためのECUプログラム書換

などを行うことができ、国内外ディーラーでの複雑な車両整備作業において不可欠なサービスツールです。

自動運転・先進安全開発支援

自動運転・先進安全機能のシステムでは、ドライバーの「認知」「判断」「操作」を自車情報・周辺車両・道路などの膨大なデータを入力して模擬し熟練ドライバー以上の安全性を担保することが求められます。開発の初期段階ではMILS/SILSを活用したECUやセンサーの仕様検討、試験車評価フェーズでは走行から得られるビッグデータを基に危険シーンを検出・分析する為のシステム開発や現実道路での走行だけでなく、あらゆる交通シーンを網羅した走行シミュレーションにも注力しており、車両全体の制御シミュレーションやカメラ画像・センサー情報の分析、地図データ生成、AI学習など多領域に渡る高度な技術で開発を支援しています。

設計管理IT本部

ITツールの開発と活用によって、
車両開発を幅広く支援

部品表情報システム

エンジニアリング分野で作成される設計情報は、部品表関連システムで集約され、コーポレート分野へつながります。部品表情報はトヨタを支える基幹情報です。車両部品表を作成・活用する業務を支援するために、システム化の企画から開発、維持・保守を行っています。UI/UXを意識したシステムをデザイン、今後激動するモビリティ部品表情報管理に備え、変化に強いデータモデル設計、また多くの大規模APLを効率よく開発するため、アジャイルやノンプログラミングツールなどを活用して超高速開発にも取組んでいます。これら一連の活動を通して高品質な基幹情報を担保することにより、トヨタの生産、販売などに大きく貢献しています。