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生産現場に潜む課題は何か。
直接見て、
声を聴かなきゃ始まらない。

現地現物主義のカイゼン請負人

伊野 良健

新卒入社 エンジニアリング

自分で課題を発掘しモノづくりを改善

ITシステムの構築には、お客様業務の課題を解決するという目的があります。それには隠れた業務課題を見つけ出し、解決方法を企画・提案する、コンサルティング的な仕事も必要となります。システム構築、運用のサポートまでを行い課題解決を実現するのが私の所属部署の役割です。
私は現在、トヨタ自動車に出向中。FC(燃料電池)、HV(モーター分野)を中心とした自動車部品の生産設備開発を行っている部署にて、ITツールを用いて業務改善を進めるチームに所属しています。現地現物で課題を発見し、解決方法を起案して形にするという仕事に挑んでいます。

数々の手作業を1クリックにした「革命」

定常業務といった概念はない中、何をやればいいのか? まずは私の得意分野であるCADシステムに関するお客様の困りごとを探ろうと、現場を訪れたり、会議に参加したりして情報を集めました。そして着目したのは、設計者が出図する3DCADモデルを使い、加工担当者が段取りを実施する際、手作業で行っている数々の業務の自動化でした。「3DCADモデルからどのように素材手配の帳票を作成しているのか」「加工機へはどのように情報入力しているのか」といった細かい仕事の流れを各現場の担当者へヒアリングして理解を深め、業務をシステム化していったのです。結果的には、手作業だった処理を1クリックで実現可能となり、全体として85%もの工数を低減。少々大げさですが、現場の方からは「革命だね!」と驚かれ、喜んでいただきました。

見据えているのはクルマづくりへの貢献

この経験で学んだのは、「困りごとを解決したい!」という思いと責任感を強く持つこと、現場を巻き込むことの大切さです。出向先でも、自分が持ちかけた取り組みに対して目的を説明すれば、惜しみない協力をしてくれました。入社当初は「自分の技術で何ができるか?」という発想で仕事に臨んでいましたが、それが間違いだったと気づきました。まずお客様の現場に課題があり、それに対して自分の力や、時にはメンバーの知識や技術、協力会社様からの支援、あらゆる手段/手法で解決策を考えて実現することが我々の役割なのです。この次に挑戦したいのは、3DCADモデルを用いた新しいシミュレーション技術の習得、またIoTの活用へと発展させることで、PDCAサイクルを早く回す仕組みづくりを目指していきます。果たすべきは、クルマの開発から完成までの時間を短縮させること、いいクルマをより安く早く提供することへの貢献です。