
CAREER PASS INTERVIEW
自分の新しい力を見つけ、伸ばす。
ここには、挑戦できる土壌がある。
2017年入社 8年目江崎敬俊
PROFILE
情報系の学部を卒業後、新卒でトヨタシステムズに入社。プログラマーとして調達業務システムの維持・更新を担当し、入社5年目で新規大規模プロジェクトのPMに抜擢。トヨタの仕入先情報授受システムの開発から導入まで一貫して手がける。技術的な問題解決や、アジャイル式の開発、クラウド基盤導入を多数経験。「アドミニシステム部 国内調達G」所属。
江崎さんの
キャリアパスNEXT STAGE!






現在地
20XX
TSの一員としてトヨタの競争力を支え、それがゆくゆくは日本全体の産業に貢献することを目指します!
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マネジメントスキルをさらに伸ばしたい!最近はマネジメント関連の研修を積極的に受けて、学びを深めています
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プロジェクトマネージャーとして、初の大規模案件。プロジェクトの立て直しをほぼ独力で推進し、無事立ち上げに成功
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入社
入社後数年間はプログラマーとして、そしてSEとしてプロジェクトの要件定義から実装までを担っていました
プログラマーからPMへ
成長を支えた環境と挑戦

私は情報系の学部を卒業後、新卒でトヨタシステムズ(当時のTCS*)に入社しました。
トヨタシステムズの、大規模なシステム開発に携わることができる環境と、安定した経営基盤に魅力を感じました。企業説明会やインターンシップで触れた、社内の雰囲気や社員の人柄も決め手となり「ここで働きたい」と強く思うようになりました。
入社当初は調達グループでプログラマーとして、調達業務を支えるシステムの維持・更新を担当していました。具体的には、仕入れ先との取引価格や発注先を管理するシステムを開発し、トヨタの調達業務が効率化するようシステム面でサポートしていました。
入社5年目で、開発案件のプロジェクトマネージャー(PM)をはじめて任され、それ以降はPMとしてシステム開発にかかわっています。日々、ステークホルダーとの連携を大切にしながら、開発チームの進捗管理やタスク管理、お客様との仕様調整など、プロジェクトチームの責任者として業務を進めています。
※TCS…「株式会社トヨタコミュニケーションシステム」の略称。トヨタグループに属するITソリューション事業で、2019年に株式会社トヨタシステムズに再編された。
技術と人を心地よくつなぐ
自分らしい、マネジメントの道
これまでの私のキャリアで転機となったのは、やはりトヨタの仕入先情報授受システムのプロジェクトで、PM(プロジェクトマネージャー)を任されたこと。入社5年目のタイミングでした。
それまでにも、3〜4人規模の小さなチームをまとめた経験はありましたが、このプロジェクトはユーザーの要件調整からシステム開発、導入までを一貫して担当するという、今までにはない大きな案件でした。さらにプロジェクトの進行途中で、クラウド制約によるシステムの立て直しが必要となるなど、技術的な問題解決にも取り組んだ思い入れの深いプロジェクトでした。現在は、そのシステムの発展版として、トヨタだけでなく関連会社へ提案していく動きも出ています。
今はPMを務めていますが、入社当初から明確なキャリアパスをイメージできていたわけではありません。最初は「プログラマーからSE、いつかはPMへ進むのだろう」と漠然と考えていましたし、当時は「手を動かすことが、自分の得意分野だ」と思い込んでいたところもあったと思います。
しかし、アジャイル開発のプロジェクトでお客様と密なやり取りを重ねていくうちに、「マネジメントや提案業務のほうが、自分に向いているのかもしれない」と気づき始めました。その適性に気づいてからは、PMを任せてもらえることにも大きなやりがいを感じるようになり、今は理想の道を歩めている実感があります。
マネジメント業務は、周囲の協力があって成り立ちます。私自身、チームが働きやすい環境を作り、自由に力を発揮してもらうことを理想としています。日々の「ありがとう」といった感謝の気持ちを大切にし、チーム全体に良い空気感を生み出すことが、プロジェクト成功のカギだと考えています。

挑戦をサポートする環境
新たな未来への大きな一歩を
私自身、入社当初はトヨタシステムズに対して「トヨタの基幹システムをどっしり支える会社」という、どちらかというと“守り”の印象が強かったのですが、このイメージはここ数年で大きく変わってきました。
「やりたいことがあれば、どんどん手を挙げよう」という空気感も活発化し、「ジョブアプライ制度*」を活用すれば、興味のあるプロジェクトに異動することも可能です。
全社としても「Vision2030」では「モビリティ社会におけるITイニシアティブカンパニー」を掲げ、新たな価値提供として新規事業の創出や海外進出など、トヨタシステムズの新しい未来を感じるワードをたくさん耳にするようになりました。
組織としてはもちろん、社員一人ひとりの新しい挑戦にも目が向けられていて、活発な雰囲気がここ数年で格段に増したと感じています。
日々のシステム開発においても、上流工程を動かしていくのはベテラン勢ばかりではありません。
最近は特に、大きな案件に挑戦する若手も増えています。トヨタシステムズでは、能力とやる気さえあれば多様な経験ができるチャンスがたくさんありますし、そうした能力・技術面についても、日々のOJTや手厚い研修制度などで、入社してから磨いていける環境が整っていると思います。

私の話でいえば、入社5年目で新規プロジェクトのPMを任せていただいたことで、仕事に対する責任感がさらに強くなり、視野もぐんと広がりました。
マネジメント業務を通して、技術面での経験はもちろん、チームやユーザーへの感謝の気持ちがどれほど大切かを実感しましたし、コミュニケーション力や提案力の重要さも学びました。
こうして自分が今、早い段階で挑戦の機会を得て、それが今のキャリアにつながり、PMを任せていただいているのも、周囲のサポートのおかげです。大きな挑戦を後押しし、力強く支えてくれる先輩や上司に感謝しつつ、今後も自分の強みを活かし、PMとしてチームと共に成長することで社会に貢献したいと思っています。
私たちの仕事は、ユーザー業務の効率化や生産性の向上に貢献することが前提です。技術の進化とともに貢献のかたちは変わっていきますが、「ユーザーに喜ばれる最良のソリューションを提供する」という使命はずっと変わりませんし、そこに大きな喜びを感じます。
私自身も、お客様や優秀な開発メンバーとの関わりを通して、確かな成長を感じていますし、手を動かしていたプログラマー時代よりも、プロジェクトマネージャーになった今の方が、お客様から感謝される場面が多く、その感謝の一言が大きなやりがいになっています。
どちらが良いとかではなく、自分には今のキャリアが合っている、と感じています。

今後はさらに幅広く経験を積み、マネジメントスキルをさらに伸ばして、今よりももっとお客様に貢献できるPMになりたいです。いずれは生成AIやブロックチェーンなど新技術についても積極的に学び、それらを活用したプロジェクトの立ち上げにも挑戦したいと考えています。
長期的には、トヨタシステムズの一員として、トヨタの競争力を支え、それが日本全体の産業に貢献することを目指しています。進化する技術に対応しながら、ユーザーに喜ばれるシステムを、これからも仲間と共に手を取り合って、提供し続けていきたいです。
※ジョブアプライ制度…プロジェクトメンバーを社内に向けて募集し、社員は本部の垣根を越えて自由に応募できる制度の事。募集条件や選考はあるものの、社員の意思で別領域にチャレンジすることが可能。
わたしの岐路
プロジェクトマネージャー、
江崎さんの“岐路”は、

前任者の退職に伴い、新規で仕入先情報授受システム案件のPM(プロジェクトマネージャー)を任されることになりました。入社5年目のことです。
プロジェクトの進行中、クラウド制約により、システム性能に深刻な問題が発覚。立ち上げが延期となり、再び振り出しに戻ることになってしまったのです。時間はかかりましたが、最終的には無事にシステムを立て直すことに成功しました。
この経験は、技術力だけでなく、マネジメント力や判断力を鍛えるとてもいい機会になりました。プロジェクトを動かしていく責任者として、自分で意思決定をすることで、仕事に対する責任感が一層強くなりました。
また、プロジェクト内外を見渡し、これまで「自分には関係ない」と思っていた領域・事象にも目を配る重要性にも気づきました。トラブルの種を事前に摘み取るための思考や根回しも学び、物事を「自分ごと」として捉える姿勢が身についたと思います。
当時は大きなプレッシャーで、大変なことももちろんありましたが、上司や先輩の手厚いサポートにとても助けられました。まだ若手だった私に大きな仕事を任せてくれた上司や会社に、今ではとても感謝しています。