
世界のトップ企業と肩を並べるデジタル化を目指して。
「みんなのデジタル化」はトヨタ自動車(株)の中で"7万人一人ひとりがデジタル化を推進"に向け2022年1月より活動が始まりました。情報システム本部が主役の活動ではなく、ユーザー部門である各本部/カンパニーに各組織のデジタル化を推進するリーダー(以降:DXリーダー)をアサインいただき、情報システム本部からはそのDXリーダーへ寄り添う部隊を立て、一体となってデジタル化を推進してきました。本活動では、DXリーダーやデジタルに興味のある方が集まる情報共有の場(定例の会議体やコミュニティ)を提供し、各組織の好事例/取り組みの共有や困り事に対する助け合いなど、横の繋がりを促す取り組みを実施してきました。
まずは、活動の認知拡大と情報格差の課題から取り組む。
デジタル化の促進には「"情報格差の解消"」といったトップの危機感も一つの大きなテーマでした。まずは、DXリーダーをはじめ従業員の方の声を集めました。その中でも共通して寄せられたのは、「情報を出した結果、問い合わせが増え対応に苦労した」、「展開した情報が意図しない形で利用されてしまった」などリテラシ、マインド面の課題感です。そういった課題感に対し、「情報共有に必要な心構えを記したガイドブック」を作成し、従業員の方へ理解頂くためにe-learningとして全社へ展開し多くの方に受講頂きました。
生産性を高め、新規ビジネスや新しい価値の創出へつなげる。
これまでの活動を通して、デジタルの活用は進んできたと思います。しかし、生成系AIの発展など日々技術は進化しており、新しいツールも次々に出てきています。そういった「デジタル」を手段として活用し、より便利で生産性の高い働き方を「みんな」が実現できるよう引き続き取り組んでいきたいと考えています。
※掲載内容はSDGs TS report 2023作成時の情報です