
世界トップクラスのデジタル化へ、必須であったパソコン更新。
トヨタ自動車(株)にはデジタル化を3年で世界のトップ企業と肩を並べるレベルにするという目標があり、従業員が使用するパソコンはその土台となります。そのため、2021年度にトヨタ自動車(株)内のOAパソコン約3万台の更新を行いました。トヨタ自動車(株)には約10万台のパソコンがあり、基本的には5年ごとで、毎年2万台の更新を行っています。今回は通常の半分の期間で、1.5倍の台数の更新に取り組む必要がありました。
1.5倍の台数を半分の期間で。半導体不足のなかで、素早い調整が必要。
きっかけは、Web会議の増加などビジネス環境の変化です。サーバー環境で使用するVDIから本体にデータを置くFATへとパソコンの仕様変更が必要でした。そして、パソコンのメモリも8GBから16GBへと変更し、処理速度を向上させました。期間が短いうえに、半導体不足もあり、とにかく先読みして迅速に動く必要がありました。どのパソコンが何台必要かをメーカーにいかに早く伝えられるか。そして、いつ、何が何台届くのかを把握し、素早くキッティングして、誰からどのように配っていくのか。最大で3-40人が調整を行い、達成することができました。
働き方に合わせて業務効率の向上を。使用済みパソコンはすべてリユースヘ。
パソコンは通常のものに加えて、軽いもの、画面の大きいもの、2in1で画面に書き込めるものと、4種類から選べます。スペックも上がっていますし、働き方も変わる中で、業務効率や満足度が上がると思います。タッチペン入力の端末を使用すれば、打ち合わせで紙を使うことなく書き込めるので、ペーパーレスにもつながります。また、使用済みパソコンのリユースも行っています。社内で活用されることもあれば、データを消してリユース業者に渡しています。こちらも継続していきたいです。
※掲載内容はSDGs TS report 2022作成時の情報です