
すでに動き出していた販売店のペーパーレス化を、さらに推進。
販売店のペーパーレス化は2019年よりスタートし、すでに7割が実現できるようになっています。今回、残りの3割である割賦申込に取り組みました。割賦申込は販売店で行い、その後トヨタファイナンス(株)で処理されます。紙の契約書の場合は、販売店とトヨタファイナンス(株)の両者で、書類の管理、手入力の業務が発生します。紙の削減のためにも、生産性向上のためにもペーパーレス化が求められていました。
割賦契約申込になかった、電子サインの仕組みを新たに構築。
ペーパーレス化のポイントは、電子サインをどう行うかです。車の注文書には電子サインの仕組みがあり、それにより7割まで進めることができましたが、割賦申込のシステムには電子サインの仕組みが組み込まれていません。サインのためのツールを開発するのか、流用するかの検討を行い、期間的にも、費用的にも優位に立てたので、独自に構築を行いました。これまでは紙か電子かを選べるようになっていましたが、今後は電子契約のみとなり、ペーパーレス化をさらに推進していきます。
カーボンニュートラルに加えて、販売店の生産性向上にも貢献。
ペーパーレス化はカーボンニュートラルに貫献することはもちろん、販売店業務の生産性向上にもつながっています。書類内容の転記や郵送の手間が省けるので、販売店はさらに商談に時間をかけられます。トヨタファイナンス(株)は、紙の管理のための倉庫や、アウトソーシングで人をかけることがなくなります。今回で9割のペーパーレス化を実現し、残りは1割となりました。まだFAXが使用される店舗もあるので、業務の流れを把握しながら取り組んでいく必要があると感じています。非対面での申込の拡充にも取り組んでおり、より一層の業務効率化に貢献していきたいと思います。
※掲載内容はSDGs TS report 2022作成時の情報です