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u-DIEX Applet環境ファイル 設定内容とパラメータの説明
u-DIEX Applet環境ファイルは、アプレットの動作に必要なシステム情報を管理するファイルです。
このファイルは基本的に修正する必要はありませんが、お客様の環境によっては設定変更していただく場合もあります。
設定変更は、以下の手順を参考に行なってください。
ファイル保存場所およびファイル名
環境ファイルインストールドライブ | \jre\lib\ext\diexcmd.conf |
---|
※このファイルは、他のフォルダへの移動やファイル名の変名はできません。
ファイルの内容
環境ファイルは、テキスト形式のファイルです。先頭の“//”は、コメント行とみなされます。
記述形式: キーワード=値[改行]
パラメータの説明
環境ファイル内で使用できる“キーワード”は、次の通りです。
PROXYAddr= | PROXYサーバを使用する場合、サーバのアドレスを指定します。PROXY経由の処理を行う場合、指定します。 |
---|---|
PORTNo= | PROXYサーバ上でSSL通過できるポート番号を指定します。PROXY経由の処理を行う場合、指定します。 |
PROXYUse= |
PROXY情報の優先取得方法を指定します。値は、次のいずれかを指定します。 "browser" pluginの情報から取得します。 pluginの指定が、ブラウザの指定を使用するとなっていた場合、ブラウザの指定になります。 取得できない場合は、confファイル(PROXYAddr,PORTNo)からの取得を試みます。 confファイルからも取得できない場合はPROXYを使用しません。 “conf” confファイル(PROXYAddr,PORTNo)からPROXY情報を取得します。 confファイルから取得できない場合はPROXYを使用しません。 “none” PROXYを使用しません。このパラメータは省略可能です(省略時は、”browser”)。 |
RetryTime= | タイムアウト発生後、通信再開までの間隔を指定します。指定する値の単位は、“秒”です。このパラメータは省略可能です(省略時は、20秒)。 |
FileSelectRetryTime= | ファイル選択アプレット使用時の、タイムアウト発生後、通信再開までの間隔を指定します。指定する値の単位は、“秒”です。このパラメータは省略可能です(省略時は、5秒)。 |
FileSelectContinue= | ファイル選択アプレット使用時の、タイムアウト発生時の自動リトライ回数を指定します。このパラメータは省略可能です(省略時は、0)。 |
EnquiryInterval= | サーバに処理状況を問い合わせる間隔を指定します。指定がない場合には、サーバーから指定された値で処理を行います。このパラメータは省略可能です(省略時は、サーバの返却した値を使用)。 |
LogSize= | クライアントのログファイルの最大長(Byte) これをオーバーするとサイクリックに使用されます。このパラメータは省略可能です(0指定時または省略時は、無制限)。 |
LogLevel= | クライアントのログレベル。通常“3”としてください。1~5が指定できます。"1":基本レベル"2":基本+エラーレベル"3":基本+エラー+実行状態トレースレベル"4":基本+エラー+実行状態トレース+パラメータ情報レベル"5":全ての詳細な実行状況の出力レベル(デバッグレベル)このパラメータは省略可能です(省略時は、"3")。 |
ConnectTimeout= | コネクト時(初回)のタイムアウト発生までの間隔を指定します。指定する値の単位は、“秒”です。このパラメータは省略可能です(省略時は、45秒)。 |
ConnectTimeoutBase= | コネクト時(2回目以降)のタイムアウト発生までの間隔を指定します。ここで指定した時間に、前回の通信時間を加えた時間だけ監視を行います。指定する値の単位は、“秒”です。このパラメータは省略可能です(省略時は、45秒)。 |
Continue= | タイムアウト発生時の自動リトライ回数を指定します。指定がない場合および0を指定した場合は、リトライしません。またアプレットの場合は、指定してもこの値は無効になります。このパラメータは省略可能です(省略時は、0)。 |
DivideSize= | ファイル転送時に、1回の転送で通信されるブロック長(KByte)。0指定時は、サーバ側の定義値が採用されます。通常、50KByteに指定されています。このパラメータは省略可能です(省略時は、0)。 |
EmptyCheck= | ダウンロード時に、ダウンロードされる領域の空き容量チェックをするかどうかの指定です。true(容量チェックする)と指定してください。"true":容量チェックを行う。"false":容量チェックを行わない。ダウンロード時には、ダウンロードするファイルの総量×3倍の空き領域が必要です。このパラメータは省略可能です(省略時は、true)。 |
CAFolder= | CA証明書がインストールされたディレクトリです。インストール時にインストーラによって決定されます。このパラメータは省略不可能です。 |
WorkSpace= | 作業領域のディレクトリです。インストール時にインストーラによって決定されます。このパラメータは省略可能です(省略時は、実行場所配下のTMPフォルダ)。 |
LogDir= | ログファイル書き込み領域のディレクトリです。インストール時にインストーラによって決定されます。このパラメータは省略可能です(省略時は、実行場所配下のLOGフォルダ)。 |
KeepAliveInterval= | セッション維持のための要求を出す間隔を指定します。(現在は、ダウンロードの後処理時のみです。)指定する値の単位は“秒”です。60~180まで指定することができます。このパラメータは省略可能です(省略時は、180秒)。 |
環境ファイルの設定例
環境ファイルの設定例を、下図をもとに説明します。
- PROXYサーバとポート番号は、ともにコメントアウトされています。
- PROXYUseも入力されていませんので、ブラウザのプロキシ設定を引き継いで動作します。
- タイムアウトが発生した場合、20秒後に通信を再開します。
- リトライ回数は、5回です。
- クライアントのログレベルは、“基本+エラー+実行状態トレースレベル”です。
- 初回のタイムアウト発生までの間隔は、45秒です。
- 2回目以降のタイムアウト発生までの間隔は、45秒です。
- ファイル転送時に、1回の転送で通信されるブロック長は1024KByteです。
- ダウンロード時に、ダウンロードされる領域の空き容量のチェックを行ないます。
- ルート証明書の格納フォルダは、“C:\u-diex\ca”です。 クライアントの作業領域に“C:\u-diex\tmp”を設定、ログを格納する場所に“C:\u-diex\log”を設定します。