TDCアプリ支援パッケージ

受信/変換した時に文字化けする

<エラー事象>
アプリ支援パッケージを用いて受信/変換を行ったが文字化けしてしまう。
<エラー発生要因①>
以下の要因が考えられます。
 1. TDC通信パッケージ/アプリ支援パッケージそれぞれの文字コード変換の
  設定が嚙み合っていない。
 2. 受信/変換するファイルがアプリ支援パッケージの対応していない
  文字コードを用いている
 3. 送信側の文字コード変換設定が不適切、または非対応の文字コードを用いている

それぞれに対する対処法を以下に紹介します。

対処1. TDC通信パッケージとアプリ支援パッケージの変換設定を確認する

TDC通信パッケージとアプリ支援パッケージの変換設定が
 噛み合っていない可能性があります。
アプリ支援パッケージで「受信」を行うと、
 ①アプリ支援パッケージで指定されたファイルをTDC通信パッケージで受信する
 ②TDC通信パッケージの受信フォルダからアプリ支援パッケージの受信(RECV)
  フォルダへファイルを移動する
 ③アプリ支援パッケージがファイルを変換する
 ④変換したファイルをAPLフォルダ、BACKフォルダへ配置する
 
の流れでファイルの移動・変換が行われます。
注意しなければならないのは、TDC通信パッケージとアプリ支援パッケージの両方で
文字コード変換を行うことができるという点です。
TDC通信パッケージでは受信時(上記①に相当)に、アプリ支援パッケージでは
受信後の変換時(上記③に相当)にそれぞれコード変換を行うことが可能ですが、
両方で「変換有り」の設定にすると二重変換となり文字化けを起こしてしまいます。

従って、アプリ支援パッケージから受信を行い文字コード変換をする際は、
TDC通信パッケージかアプリ支援パッケージのいずれか一方でのみ文字コード変換
を行うようにしてください。

<確認場所>
・TDC通信パッケージ側
メッセージマスタ設定で該当するメッセージ識別子の「コード変換」を確認してください。
 
・アプリ支援パッケージ側
CTLデータ作成画面で該当する業務コードを選び、コード変換タブの「コード変換」の
チェックを確認してください。
 


対処2. 対応している文字コードを用いる、あるいは変換せずに受信を行う

TDC通信パッケージ/アプリ支援パッケージは
 ・送信時:ASCII(+半角カナ)⇒EBCDIC
 ・受信時:EBCDIC⇒ASCII(+半角カナ)
 の文字コード変換にのみ対応しています。ただし、アプリ支援パッケージで2バイト変換
 を行っている場合、アプリ支援パッケージ側で
 ・送信時:Shift-JIS⇒EBCDIC
 ・受信時:EBCDIC⇒Shift-JIS
 の変換をすることも可能です。
 従って、変換を行う際は元ファイルがEBCDICのファイルである必要があります。
 例えば、Shift-JISの文字コードを用いたファイルをアプリ支援パッケージを用いて
 変換すると、二重変換になり文字化けしてしまいます。
 元ファイルがShift-JIS等、受信時の変換に対応していない文字コードを用いている
 場合は、変換をしない、もしくは変換せずに受信をするようにしてください。
 
 
 変換に対応していない文字コードを用いる場合、下記の場所より変換を
 オフにしてください。
 ・TDC通信パッケージ側
  メッセージマスタ設定で該当するメッセージ識別子の「コード変換」を
  「しない」に設定する
 
 ・アプリ支援パッケージ側
  CTLデータ作成画面で該当する業務コードを選び、コード変換タブの「コード変換」
  のチェックを外す。
 


対処3. 送信側の変換設定、ファイルの文字コードを確認する

対処1, 2では受信側ができる対応方法を紹介しました。しかし、受信側ではなく送信側に問題がある可能性もあります。
この場合受信側では対応できませんので、送信側に変換の設定、またはファイルの文字コードを確認するようお伝えください。