TDCアプリ支援パッケージ

受信/変換を行おうとしたがコード変換処理で「対象ファイルが有りません」と表示される

<エラー事象>
・アプリ支援パッケージで「(全)受信」を行ったところ、コード変換処理
 で「対象ファイルが有りません」と表示され変換が行われない。
・TDC通信パッケージ等で受信を行った後、受信したファイルを手動で所定のフォルダに
 移動し、アプリ支援パッケージで「(全)変換のみ」を行ったところ
 「対象ファイルが有りません」と表示され変換が行われない。
<エラー発生要因①>
以下の要因が考えられます。
 1. (「(全)変換のみ」の場合)ファイルを手動で移動したときに、
  アプリ支援パッケージの設定と異なる別のフォルダに移動させてしまった。
 2. ファイル名がアプリ支援パッケージの想定しているものと異なっている。
 
<エラー発生要因②>
アプリ支援パッケージで受信を行う際、受信の対象となるファイルは次の流れで
 移動します。
 ①アプリ支援パッケージで指定されたファイルをTDC通信パッケージで受信する
 ②TDC通信パッケージの受信フォルダからアプリ支援パッケージの受信(RECV)
  フォルダへファイルを移動する
 ③アプリ支援パッケージがファイルを変換する
 ④変換したファイルをAPLフォルダ、BACKフォルダへ配置する
 
アプリ支援パッケージから「受信」を行うと、①~④のファイル移動を
全て自動で行います。
「(全)変換のみ」を行う場合、ユーザーが自身でTDC通信パッケージを操作して
受信を行い(①に相当)、手動でファイルをRECVフォルダへ移動する(②に相当)
ということになります。
対処1. は②を手動で行う際にファイルを間違ったフォルダへ移動してしまっている
可能性を考慮した対処法となりますので、アプリ支援パッケージから
「(全)受信」を行ってエラーが発生した方は対処2. へお進みください。
「(全)変換のみ」を行ってエラーが発生した方は対処1. からご確認ください。

対処1. 正しいフォルダにファイルを配置する

アプリ支援パッケージで「(全)変換のみ」を行う場合、変換の対象となるファイルを予め
RECVフォルダに配置しておく必要があります。
RECVフォルダのパスは以下の手順で確認、変更ができます。

 1. アプリ支援パッケージを起動し、画面右上の歯車マークを押す。
 
 2. 「環境設定」画面が現れる。画面内「受信データパス」がRECVフォルダのパス
(デフォルトは「C:\TDCAPL\DATA\RECV」)に相当する。必要に応じて変更可能。
 

 (3. パスを変更した場合は「登録」ボタンを押す。)
 
 ファイルを上記RECVフォルダに配置してから再度変換を行ってください。

対処2. ファイル名を正しいものに修正する

変換を行う際、アプリ支援パッケージは対象ファイルのファイル名に「ファイルコード」、
「発信元取引先コード」があるか否かを条件としRECVフォルダ内から
ファイルを検索します。
自由形式のファイルを扱う場合などは、ファイル名に「ファイルコード」が
つかないため、検索にかからないことがあります。
以下の手順よりファイルコードと受信ファイル名をお確かめのうえ、
再度変換を行ってください。

1. アプリ支援パッケージメイン画面から「受信処理」をクリックする。
 

2. 「受信処理」画面が現れる。対象の行をダブルクリックする。
 (ここでは業務コード「TESTZZZ」を例に用いる)
 

3. 「受信処理(詳細)」画面が現れる。対象ファイル検索条件の
 「ファイルコード」、「発信元取引先コード」を確認する。
 ※「自社取引先コード」は空欄にしてください
 

4. 確認したファイルコード、発信元取引先コードを用いて、
  次の4条件を全て満たすようなファイル名をつける。
 ①先頭が「[ファイルコード].」で始まる
 ②拡張子がaplである
 ③「.」で区切られた要素(拡張子含む)が3つ以上ある
 ④「受信処理(詳細)」画面で「発信元取引先コード」を入力している場合は、
  「.」で区切られた要素の左から3番目が「発信元取引先コード」と一致する
 
※TDC通信PKG側にて「自由形式」で受信していた場合は図内最上の×のような、
メッセージ識別子(画像「TESTZZZ」に相当)から始まるファイル名になります。
 TDC通信パッケージでの 受信ファイル命名規則については、
 「TDC通信パッケージ操作説明資料P91」にて詳細を記載しております。


ファイル名変更後、ファイルをRECVフォルダに配置してから再度変換を行ってください。