学生論文コンテスト

SDGs学生論文コンテスト 最優秀賞受賞インタビュー

2022

2022年3月開催「SDGs学生論文コンテスト」最優秀賞を受賞されました岡山大学大学院 ホアンゴックビックチャンさんの受賞インタビューをご紹介します。

―――受賞したご感想をお聞かせください

コロナ禍で論文を発表する機会や他の学生や研究者と交流することが減り、このようなコンテストに参加する機会をいただき、ありがとうございました。
技能実習生の話は辛い部分もあり、審査員のみなさんはどこまで受け入れてくれてもらえるか心配していましたが、あたたかいご助言、お言葉をいただき、今後も技能実習生に対する支援、研究を進める勇気をいただきました。 

―――今回このテーマを選定した理由、また解決策を導くまでに苦労した点をお聞かせください

私が技能実習生に関心を持ち始めたのは、技能実習生の司法通訳の仕事からです。
失踪事件、不法滞在事件の通訳をしていた時、技能実習生が抱える問題、問題に対して声が上げられない状態に置かれていることを実感し、どうすれば技能実習生を支援することができるのかを研究し始めました。
論文では技能実習生の問題を日本語教育の面から捉えましたが、制度そのものを根本的に変えていかないと解決しないのではと悩んだこともありました。
論文を書くことにより、社会の一員として声を上げ、技能実習生の制度の見直しを実現するきっかけができるのではないのかと考えました。

 ―――今後どんな気持ちでSDGsに向き合うか、何か具体的な取り組みがあれば意気込みをお聞かせください

審査員の方々からのご助言を活かし、今後の研究や技能実習生に対する継続的な支援をどのように進めるべきか、もう一度考え直していきたいと思います。
また、今回受賞した賞金を元に技能実習生のためのスピーチコンテストを行いたいと思っています。

06.jpg