SDGs学生論文コンテスト　優秀賞受賞論文(要旨)

2022年3月開催「SDGs学生論文コンテスト」優秀賞受賞論文(要旨)をご紹介します。

金融教育を学ぶ学生が加速させるリカレント教育
～大学生と社会人が学び合う「生活経済リテラシー向上委員会」で質の高い教育をみんなに～

金城学院大学　吉田　光里さん

iDeCoという言葉をご存知だろうか。おそらく「名前からは分かりにくい」というのが率直な感想だろう。
iDeCoをはじめとする年金制度やリスク管理といった金融知識は学生時代に学ぶ機会が無い一方で、社会人になると一層身近な存在として必要とされる内容と言えよう。
次年度より高校家庭科にて必修化され、金融教育は一層関心が寄せられている。
もちろん社会人になってから学ぶことも可能だが、日本では未だ「リカレント教育」に対して馴染みが薄い。
学びたいのに今更質問するのは恥ずかしい。
一定層の意欲的な人が集える場が無い現状に社会課題を感じ「学びに意欲的な社会人の力になりたい」と考えた。
そこで私はSDGs目標4番「質の高い教育をみんなに」と目標8番「働きがいも経済成長も」の達成を目指した活動として、学生と社会人が学び合える場「生活経済リテラシー向上委員会」を０から立ち上げた。
これは持続可能な社会実現に向けた新しい教育のカタチだ。
教職課程を履修した私なりの解決策であり、金融リテラシーを高めるうえで今後継続すべきであると自負する。
生活経済学を学ぶ学生と自身の生活設計に役立てたい意欲的な社会人が学び合える場の実現で質の高い教育をみんなに。