お使いのブラウザはサポート対象外です。推奨のブラウザをご利用ください。

トヨタシステムズ(TS)RECRUIT

ENTRY

キャリア採用
特設ページはコチラ

新卒採用情報
を発信中

MEMBERS社員を知る

故障診断分野を一貫して歩む
スペシャリスト。
既定の枠組みを超えて、
業界のルール策定にまで挑む。

クルマの安全安心を診断ツールで支える

寺田 一視

新卒入社 マネージャー エンジニアリング

膨大なデータから
クルマの異常を即座に特定する

車の部品には様々なセンサーがついていて、例えばエンジンの回転数や温度など、膨大なデータを測定しています。そのデータをもとに車の状態を解析し、異常箇所を正確に、かつ迅速に特定するためのシステムが、私が一貫して携わっている故障診断ツール。入社時からこの故障診断ツールの要件定義や設計など、主に上流工程を担当してきました。若手時代は、トヨタの販売店のメカニックが故障の原因を素早く特定、修理して、ドライバーがもっと安心してドライブを楽しめるために、トヨタ自動車の方と机を並べてフラットに議論し、開発に取り組んでいました。

故障診断分野のルール統一への挑戦

2016年、これまで培ってきたノウハウを活かし、トヨタ全体の故障診断分野に貢献するために、企画部署への異動を志願。故障診断ツール等のシステム開発だけでなく、クルマづくりの上流工程で私たちの価値を発揮できれば、故障診断分野全体を良くすることが出来ると考えました。そこで当時最新の標準化技術を活用した、故障診断分野の仕事のやり方を変えるという提案を行いました。しかしトヨタからは「お金もかけられないし、そんな構想は難しい」という反応。新たな挑戦は、困難を極めました。
販売店でメカニックの声を聞く機会もあるのですが、現場の要望を、多くの車両開発関係者と共有し、正しく、かつ深く理解していただくことは容易ではありません。それでもずっと、現場の声をトヨタの開発部門に届けたいという一心で活動を進めてきました。私たちがクルマづくりの上流に入り込み、少しでも早く・正しく現場の声を反映させる、その強い思いを実現させるため、諦めるわけにはいきません。トヨタの方も、頭ごなしに否定するのではなく「こういう視点からも考えられたらいい」とヒントをくれるのです。そのヒントや上司のアドバイスをもとに社内で何度もブラッシュアップ。1年かけて、ついに提案にGOサインが。いろんな方に助けられて、長年の思いが結実した瞬間でした。今は少しずつではありますが、関係者との信頼関係を築きつつ、様々な標準化技術を活用しながら、トヨタ内のルール統一を進めているフェーズです。

世界中の自動車ユーザや
販売店メカニックを笑顔に

今後はトヨタ内だけでなく、故障診断分野の様々な領域で、世界的にルールの統一化が進むと思われます。将来的には、故障診断分野の世界標準規格の制定にも入り込み、トヨタの故障診断分野の開発者、関係者のみならず、世界中の自動車ユーザや、販売店のメカニックを笑顔にしたいですね。